テーマ:地球と生物の歴史

哺乳動物は生き延び、恐竜はなぜ滅びたか。

 古雑誌を整理していたら、昭和54年3月号の雑誌「アニマ」の「恐竜特集号」が出てきた。恐竜に関するいろいろな議論がされており、思わず読みふけってしまった。  6500万年前、直径10kmほどの巨大隕石が宇宙から飛んできた。現在、中米・ユカタン半島沖に残っている直径100kmのクレーターから推定できることは、巨大隕石は、秒速20キロ…
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書評『地球進化概論』

 面白い本に出会った。2012年にケンブリッジ大学の出版局から出された、The Earth ,its birth and growth の日本語版で、2013年6月に岩波書店から『地球進化概論』として出版された本である。三人の共著者、小嶋稔、是永淳、Qing-zhu Yin は、それぞれ東京大学、イェール大学、カリフォルニア大学の地球・…
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H18) 重力

 我々一般人は、ニュートンの林檎の話や、宇宙飛行士の無重力状態の話から、重力を解ったように思っているが、実はまだ謎が多い。光や電磁気は、人工的に作り出せるが、重力は作り出せない。作り出せるのは、遠心力による、擬似重力くらいである。  アインシュタインの一般相対性理論によると、物質の質量による「空間のひずみ」が、万有引力(即ち重力)…
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H16)放射年代測定(地球46億年)

 誰も見たことがない地球の成立が、46億年前だなんて、どうして解るのだろう。「地球を作った神様が、そう仰るのだから、間違いではない。」では、未開人の議論である。46億年と言うからには、それなりの証拠が要る。  放射性元素は、崩壊して放射能を出し、別の元素になる。ウラン238は半減期44.68億年で崩壊してトリウム234になり、更に…
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H15)地質時代(1)冥王代

 地球46億年の歴史を紐解く時、僕は人間の寿命と対比して、覚える事にしている。地球の寿命はせいぜい100億年、人間の寿命は100歳くらいだから、1億分の1と考えるとわかりやすい。これだと、地球寿命の1億年は、人間寿命の1年で、地球は今46歳の壮年である。また、1万年なら人間で言えば53分ほど。ホモサピエンスの歴史はせいぜい70万年だから…
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H-14)花崗岩と玄武岩

 大陸地殻の主成分である花崗岩(granite)や、海底地殻の主成分である玄武岩(basalt)は、基本的には珪酸鉱物である。図は、岩に含まれる珪酸と、アルカリ酸化物の関係を示したものだが、玄武岩も花崗岩も、珪酸比率の高い茶色の領域に入っている。因みに花崗岩は、このグラフにある流紋岩(rhyolite)に相当するマグマが、ゆっくりと…
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H-13)地殻、マントルとマグマ(地球の岩石層)

 鉄の溶けた海、即ち外核に浮かんでいる岩石層が、地殻とマントルであり、それが融けた状態がマグマである。地殻直下のマントルは物理的に地殻と一体化しているが、地震波を当てると、地殻とマントルの密度の違いから、境界面で速度が急変し、投射角度によっては屈折を起こす。この境界は発見者の名からモホロビチッチ不連続面(略称モホ面)と呼ばれている。モホ…
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H-12)地球の核(Core)

 地球上の事はかなり解ってきたが、地下のことについては、まだ殆ど何もわかっていない。地球の半径6400キロメートルに対して、我々の住んでいる地殻と呼ばれる部分は、陸地の最も厚いところで60キロ、海底の薄いところでは6キロくらいしかない。人間が掘って、目で確かめられるのはせいぜい地殻の半分、それ以上は高温に妨げられて掘れない。今までの深い…
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H-11)ウィルスは生物か?

 先に生物5界説(http://kazesaburou.at.webry.info/201604/article_4.html)で、「ウィルスが生物ではない」という事に疑問を呈したが、「ウィルスは生物である」と考える人も多いことを知った。最近読んだ、「生物はなぜ誕生したか」(Pウォード・Jカーシュヴィンク、河出書房新社)も、ウィルス生物…
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H-10)後期重爆撃期(隕石の雨あられ)  

 超新星爆発の破片が集まって、地球をはじめとする惑星が出来た46億年前までが、前期重爆撃期で、その締めくくりが45億年位前のテイアの衝突と月の誕生。テイアの衝突後、どろどろの火の玉になった地球は、1億年くらいで冷えて固まり、一度は海も出来、穏やかな地球になるかと思われたが、後期重爆撃期とよばれる、41億年前から38億年くらい前には、再び…
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LGBTと人類滅亡

 このブログの2014年11月12日に、子供が減り始めた(過密と繁殖)と題して、ユートピアの小箱に入れられたハツカネズミの話を書いた。 http://kazesaburou.at.webry.info/201411/article_25.html  アメリカ国立精神医学研究所のカルフーン博士の実験で、好環境におかれたハツカネズミは、…
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H-9) 地球と月の衝突(ジャイアント・インパクト)

 初代の太陽が超新星爆発を起して、その破片が宇宙に飛び散った。その破片が集まって出来たのが、我々の2代目太陽である。そして、太陽の残りの破片で出来たのが、太陽系の惑星達。太陽に近いところは、岩石の多い破片、遠いところは水やガスの多い破片が、それぞれに集合して、次第に大きな塊になり、それが更に合体を繰り返して、惑星になった。  破片…
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H-8)石と岩

 ボケ防止のために、地球と生物の歴史を勉強し始めたら、いろいろな岩の名前が出てくる。高校時代は物理と化学だけだったので、生物や地学は勉強していない。エンジニアになっても、生物や地学には無縁であった。だから、岩の名前なんて、全くチンプンカンプン。勉強を進める上で、岩の名前をと性格を理解しておく必要に迫られた。  岩には3種類がある。…
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H-7) 藍藻が鉄鉱床を作った

 昔の日本刀は、砂を何度も水洗いして、底に残ったわずかな砂鉄を集め、それを木炭で精錬していた。しかし、現在の我々が日常使っている鉄材は、鉄鉱石を掘り出し、高炉にコークスと一緒入れて加熱し、酸素を炭酸ガスとして追い出して作られる。純度の高い鉄鉱石のおかげで、鉄の大量生産が可能になった。そして、その鉄鉱石のほぼすべてが、27億年から19億年…
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H‐6)生命誕生(書評)、

 非常に興味深い本を読んだ。中沢弘基著の講談社現代新書「生命誕生ー地球史から読み解く新しい生命像」と言うこの本は、無機物だけしかなかった地球に、どのようにして有機物が生まれ、それが更に重合して、蛋白質や核酸になり、生命発生につながったかを、著者等に実験結果を引用しながら、考察している。  従来の地球生物史は、あたかも神様が海の中で…
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H-5)太陽は生命の必須条件ではない

 地磁気と言う結界が張られる前に、生物を太陽風と言う怨霊から、守っていたのは海水であり、土や岩であった。即ち、最初の生物は、地上ではなく、太陽風を充分に遮蔽できる、深い海水中や土の中で発生したと考えるほうが自然な気がする。しかし、僕が学生の頃は、生命にとって、太陽は不可欠の存在で、太陽光の当たらない深海や地中深くには、生命は存在しないと…
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H-4) 太陽風と地磁気(怨霊と結界)

 スケートの羽生選手は、陰陽師・安倍晴明に扮し、結界を張り、邪念と言う怨霊を締め出して、華麗に舞って高得点を記録した。海中で発生したシアノバクテリアが、日光を求めて波打ち際に進出、酸素を大増産できたのは、27億年前に、地球が「地磁気」と言う結界を張り、「太陽風」と言う怨霊を締め出したからであった。  太陽の表面温度は、約6000度…
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H-3)酸素を作った細菌(=シアノバクテリア)

 2004年に西オーストラリアの珍しい花と自然を見に出かけた。パースまで飛んで、海岸沿いを北上、シャーク湾の奥にあるハメリンプールに到着。ここで写真のような風景に出会った。なんでもない海岸風景に見えるが、この黒い石のように見えるのが、すべてシアノバクテリア(=藍藻)の化石、即ちストロマトライトである。35億年前に発生したシアノバク…
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H-2) 大気中の酸素の歴史

 このグラフも、大学受験の「生物」の参考書で見つけた。現代の大学受験に要求される程度の常識らしい。でも、60年も前に高校を卒業した僕には、全くの新知識。この年まで、酸素は地球が出来た時からあるものと思っていた。このグラフでは、酸素が現在のレベルの10分の1に達して、陸上に生物が現れたのが、なんと4億年ほど前。地球ができてから40億…
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H-1)5界説(地球上の生物)

 天上界、地上界、冥界の三界はよく知られた言葉だが、5界と言うのは、長年人間をやってきたが、つい最近まで知らなかった。動物界、植物界、菌界、原生生物界、原核生物界の5界だという。僕の60年前の高校の知識では、生物は動物と植物しかなかったはず。次の生物進化の系統樹は、最近の大学受験の参考書で見つけた図だが、動物でも植物でもない、3種類…
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炭酸ガスを減らす(シアノバクテリア=藍藻)

 地球上の炭酸ガスの量は、産業革命以来0.01%程度増えたと推定されている。現在は0.04%程度だから、産業革命以来の炭酸ガスの増加は30%を超える。そして、産業革命頃の気候に比べると、現在の気候は明らかに暖かい。  炭酸ガスの増加は、(年間の排出量)と(森林による吸収量)の差の蓄積である。だから年間の排出量の伸びを抑えても、過去…
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炭酸ガス排出量

 1995年頃より、地球温暖化防止のために、炭酸ガスの排出量を減らすことが検討され、1997年12月のCOP3では、京都議定書が調印されたが、その効果はあまりなかった。次の表は1995年と2013年の炭酸ガス排出量の比較だが、世界全体で18年間で、減るどころか反対に、214億トンから322億トンと5割ほど増えている。減ったのはヨーロッパ…
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僕の世界地図(8)幻の大陸、ムーとレムリア

   右の地図は何でしょうか。太平洋にあったという、伝説のムー大陸の図のようですが、実は、これはオーストロネシア語族(別名マレー・ポリネシア語族)の分布図です。東は南米の孤島イースター島から、西はアフリカ沿岸のマダガスカル島まで、北は台湾から南はニュージーランドまで、非常に大きな範囲です。アジア系の海洋民族が、星の位置を頼りに、アウト…
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僕の世界地図(7) 猿達のビッグ・ジャーニィ

 現生人類は、アフリカ起源で、ビッグ・ジャーニィによって、世界中に拡散したといわれている。一方、北京原人やジャワ原人は、我々人類と異なる種類、即ち交接しても子供の生まれない関係だといわれている。でも、彼らが人類であることは間違いない。では、彼らは何処から来て何処に消えたのだろうか。その回答の鍵は、次の地図にあった。世界のサルの分布図であ…
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僕の世界地図(6)人類拡散の旅=グレート・ジャーニィ

 人類の祖先がゴリラやチンパンジーから分かれて、2足歩行をする猿人になったのが、700万万年前。脳の大型化と石器の使用が確認されている、ホモ・エレクトスと呼ばれる原人類が現れるには、2-3百万年前。火を利用出来る旧人が現れたのは、30-90万年前。言語によるコミュニケーションが出来るようになり、知識の蓄積が出来るようになった新人…
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僕の世界地図(5)ヒマラヤ・チベット

 僕の世界地図では、ヒマラヤ・チベットは、政治区分ではない。印度プレートがユーラシア・プレートに衝突して出来上がった山脈や、陸地を指す。さらに言えば、2億5千万年前の地図の古テチス海が、印度プレートの圧力によって、隆起して出来た陸地も含む。古テチス海が陸地に変わり始めたのは、約7000万年前、そして、その古テチス海の乗っていたユーラ…
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僕の世界地図(4)巨鳥の時代と印度衝突

   恐竜が滅んだKT境界は、ほぼ6500万年前、それ以降、現代までを新生代と呼ぶ。でもすぐに、哺乳類の時代が始まったわけではない。哺乳類が頭角を現すのは、新生代の中期以降。それまでの2-3千万年は、恐竜の末裔である、肉食のディアトリマ(図)のような巨鳥が、動物の頂点に立っていた。上の地図は新生代初期のもの。  巨鳥達が滅ん…
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僕の世界地図(3)恐竜の時代

   右の地図は、約7000万年前(白亜紀)の地球の陸地配置である。北アメリカはララミディア大陸とアパラチア大陸に分かれていて、ララミディア大陸の北端はヨーロッパと繋がっている。アフリカは、サハラ砂漠で2分されている。印度はまだアジア大陸に衝突していない。オーストラリアと南極大陸はまだ離れていない。僕の世界地図(1)の2億5000万年…
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僕の世界地図(2) マグマと大量絶滅

 三葉虫を始め海の動物が殆ど消えた、2億5000万年前のP-T境界の大絶滅、恐竜が消えた6500万年前のK-T境界の大絶滅。この大絶滅が過去にあったことは、まず間違いのない事実だが、その原因については、議論百出、まだ決まった説はない。その中で、有力なのが、天体衝突説と、スーパー・ブルーム説だが、僕の興味は、大陸移動説に絡む、スーパー・ブ…
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僕の世界地図(1)大陸移動説

 左は、中生代の始まった約2億5千年前頃の地球の地図である。この頃の地球は、一つの大陸・パンゲアと、一つの海洋・パンサラッサだけ。これがいくつかのプレートに分断され、地球内のマントルの流れによって、移動したり、衝突したりして、現在のように、5大陸になった。  中生代最初の三畳紀初頭には、烈しい火山活動により、海が酸欠になり、三億年…
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