テーマ:風紋・老いを生きる

私の希望表明書

 年末最後の郵便で、尊厳死協会から、機関紙の1月号が届いた。その8ー9ページに、「リビングウィル=終末期医療における事前指示書」を補完するものとして、「私の希望表明書」を新しく作ったことが載っていた。  尊厳死については、このブログの「風紋・老いを生きる」の第8章に、「僕の気持ち」を詳しく論じているので、重複を避けるが、事前指示書…
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第8章10)延命と野垂れ死(僕の人生観)

 尊厳死について、ブログに書いたところ、友人より次のようなコメントを貰った。    「尊厳に生きてもいないのに、尊厳死とはなんと宗教的で、大袈裟で韜晦的な言葉だろう。自然死とか、生物死とか、適切な言葉がないのだろうか。」  これには全く同感、今まで尊厳死と言う言葉を何気なく使ってきたが、僕の頭の中には、宗教的なニュアンスはない…
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風紋・老いを生きる あとがき(2) 元気になった夢

 今朝はリュックをショって、山を歩いている夢を見た。先週は太極拳を打っている夢を見た。身体が軽く動く。あれ、いつの間に治ったのかなと思っていると、目が覚めた。でも起きて、確かめてみると、相変わらず体は動かない。脳出血で、右半身麻痺になって以来、杖がなければ歩けない身体。山歩きや、太極拳は、やっぱり昔の夢。でも、夢の中だけであっても、身体…
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風紋・老いを生きる あとがき(1)老人で動いている日本

 訪問マッサージ師に、「僕のような要介護の障害老人は、早く死んだ方が御国の為だね」と言ったら、「私達の仕事がなくなったら困りますから、どうか長生きをしてください」と慰められた。現在の日本は、75歳以上の老人が1500万人を越える。65歳以上なら3200万人と、全人口の25%を占める。そのおかげで日本は、老人のための施設やサービスが豊富に…
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風紋4・老いを生きる-リハビリと尊厳死(目次)

まえがき-不健康寿命 第1章 老化は足から    1)小また早足、よろけ足(川柳・散歩道)    2) 転んだら立ち上がれない(和室でのリハビリ)    3)「しゃがむ」ということ(困難な中間姿勢)    4)転ぶすり足、転ばないすり足(老人と武士)    5)階段の上り下り(落ちない工夫)    6)お尻が痛い(脚力不足…
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風紋・老いを生きる・まえがき (不健康寿命)   

 2011年6月に脳出血で倒れてから、リハビリ病院を退院して家に落ち着くまでのほぼ一年間の事は、昨年(2014年)、風紋第2集「病を生きるー糖尿病と脳出血」として纏めた。 http://kazesaburou.at.webry.info/theme/04b518bd15.html 今年は、その後のことを、風紋第4集「老を生きるーリハ…
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第2章-7)他人事ではない(耄碌と認知症)

 ボケというのは、他人事ではない。東京都の1980年のアンケート調査によると、85歳以上の在宅老人男子の18.9%、女子の26.9%が、ボケ老人だったという。本当かなと思う高い数字だが、家族の判定はそんなところかもしれない。俗説だが、男も女も生殖能力の衰えるころから、ボケが始まるという。長生きをすれば、ボケになる確率は増える。  …
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第8章-9)僕の尊厳死と意思確認(法律の不備)

 僕の考えている尊厳死は、   1、僕にとって、可能性が一番高い、脳出血の再発や心疾患で倒れた場合には、救急車を呼ばないで、家で静かに寝かせてほしい。チューブ栄養も、人工呼吸器も無く、一週間も寝れば、眠るように楽に死ねるだろう。無理な手術をしたり、延命処置をする必要は無い。一時的に、命は助かっても、病院での寝たきりの生活なら、僕にとっ…
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第8章-8) 家で一人死ねますか?(独居高齢者の増加)

 在宅の尊厳死が可能な条件として、(1)本人の強い意思に加えて、(2)愛のある、介護力のある家族と、(3)地域に利用可能な介護・医療資源があること、それに(4)介護医療資源を利用できるお金のあること、だといわれている。しかし、独居老人の僕には、第二の条件が整えられるかどうか怪しい。子供や孫達はいるが、独立して別の場所に住んでいる。妻は先…
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第8章-7)在宅尊厳死の勧め(家族が死を受け入れる)

 「生きていること=息をしていること」という古い観念に基づいて、日本の病院は延命治療のための設備を整えてしまった。いまさら患者の延命治療を拒否されても、病院の設備が遊んでしまう。病院が尊厳死を望む『延命治療拒否』の患者に、「他所へ行って下さい」というのは当然かもしれない。尊厳死を願う患者には、在宅医療が望ましい。それには、家族が患者の死…
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第8章-6)利益率の高い延命治療(病院での尊厳死は困難)

 尊厳死などと言う言葉は、昔の日本にはなかった。そんな事をあえて言わなくても、人は自然のままに死んでいった。自然死=尊厳死である。それが、何時の間にか尊厳死を宣言しない限り、自然死が出来なくなってしまった。1980年代に発達したさまざまな延命治療の普及が原因らしい。延命治療とは、病気を治すことではない。治る見込みは無く、死期が近いとわか…
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第8章-5)気持ちよく死にたい(緩和治療こそ必要))

 僕の署名した尊厳死宣言書(リビングウィル)には、延命治療は受けないが、「私の苦痛を和らげるためには、麻薬などの適切な使用により、十分な緩和治療を行ってください」と、書いている。では、緩和治療とは、どの様に行われるのだろうか。WHO(世界保健機構)は2002年に次のように定めた。  緩和ケアは、生命を脅かす疾患に直面する患者とその…
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第8章-4)食べる楽しみを奪う(嚥下障害と経管栄養)

 デイケアには嚥下障害の人が数人いる。彼等の食事は、すべてミキサーやジューサーですりつぶした流動食、お茶は増粘剤のはいったヌルヌル。「形の無いものは、食べても美味くないよ」と、流動食に対する不満を言いながらも、あと3年、90までは頑張るのだという人もいる。人それぞれだが、僕にとって、飲食は人生の最大の楽しみ、これが満足に出来なくなったら…
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第8章-3)延命処置地獄を避けるには(死の定義)

 先に紹介した、近藤誠さんのリビングウィルの中に、「救急車を呼ばないでください」と言う一文がある。医者である彼が、なぜそこまで書くのか不審に思い、ネットで調べてみると、これが不必要な延命処置を、無理やり施されない為の有効手段であることがわかった。  今の日本の法律では、生命維持装置である人工呼吸器を取り付けられてしまうと、その取り…
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第8章-2)老人に必要な治療(延命か緩和治療か)

 傷病の治療は、診断の時にはじまり、傷病を完全に治す根治治療、傷病を治すことは出来ないがこれ以上進行させない保存的治療、終末期になって痛みなどを緩和する緩和治療、そして、チューブなどを使って口以外から栄養補給する経管栄養や、人工呼吸器やなどの延命治療、もう死んでいるのに心臓マッサージなどで無理やり生きかえらせる蘇生処置がある。僕が受けた…
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第8章-1)尊厳死宣言(延命治療の拒否)

 人間誰でも、苦しみながら死にたいとは思わない。出来ることなら、安らかに死にたいと思う。しかし、現代では、医者や家族の都合で、無理やりに延命され、苦しみながら死んでゆく人も多い。病院や医者の金儲けや、医学実験の材料、家族の年金受給延長希望のような、いささか不純な、延命治療の理由も少なくない。たとえ、家族の純粋な愛情からの願いだったに…
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第8章-11)老人医療費の節減(尊厳死の普及)

 少子化と人口の老齢化が、急速に進む日本にとって、老人医療費の問題は大きい。今のままなら、若者達の生活まで脅かしかねない。過保護老人たちが、既得権益を主張し続ければ、国の医療保険財政は、必ず破綻する。  考えられる改革案は、尊厳死の普及推進である。老人に苦痛を与えるだけの延命処置や、蘇生処置は、医者の利益や、家族の自己満足であって…
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第7章-6)コレステロールが低いのも問題(僕の脳出血)

 肥りすぎて、コレステロール値が高くなりすぎると、「メタボリック・シンドローム(=内臓脂肪症候群)」になる。内臓に脂肪が付いて、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病や歯周病などの、生活習慣病を引き起こす原因になるという。  前項で延べたように、血液中のコレステロールには、二つの状態がある。一つは、低密度リポ蛋白(=LDL)…
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第7章-5) 「悪玉」コレステロールは偏った命名(LDLは身体に不可欠)

 これほど一方的な情報が、世間で信じられているのは珍しい。誰かが情報操作をしているのではないかと疑いたくなる。コレステロールは悪玉で、少なければ少ないほうが良いと思っている人や、少し基準値をオーバーしても大騒ぎをして、市販薬を飲む人まで居る。全くのナンセンスである。この偏った信仰?は、アメリカで、血中コレステロールと心臓冠動脈疾患の死亡…
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第7章-4) ポッチャリは長生き、スリムは短命(厚生省の研究成果)

 BMI肥満度と余命については、厚生省や東北大学の研究グループの報告がある。二つの報告を総合すると、40歳の平均余命は下の表のように、一番長生きのグループは「太り気味」で、一番短命なのが「痩せすぎ」である。     1. 太り気味  BMI=25-30、   男性40‐42年、 女性47-48年、     2. 普通     BMI…
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第7章-3)人間ドックの新基準 (業界の圧力に潰された)

 ネットを通じて、日本人間ドック学会と健康保険組合連合会の共同研究レポートを入手した。平成26年4月4日に報道機関に公表され、その後厚生省や医薬品業界からクレームがついて、うやむやになった報告書である。 読んでみると、この報告書(http://www.ningen-dock.jp)は、立派な研究報告であり、日本の過剰医療に対する警告書で…
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第7章-2)誤解される検査値(高血圧は本当に病気なのか?)

 単純な疑問である。高血圧でも健康な人は沢山いる。でも、140以上の高血圧だと、医者は血圧降下剤を飲むことを勧める。将来の病気の予防だとの説明はあるが、140以上の人の何パーセントが、本当の病気になるのだろうか。  古い統計データだが、日本の老壮年の血圧はこの程度らしい。                     M-1SD   …
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第7章-1)健康検診の基準値がおかしい (コレステロールとHbA1c)

 無料定期健康診断の案内が市役所から来た。開封しないで、長い間、机の上にあったが、今朝開いてみた。その中に、市の健康診断の結果報告があった。この報告書、何かが変だ。  70-74歳だけで見ると、この検査で「異常あり」は、糖尿病検査のHbA1cで54.5%、LDLコレステロールで54.7%。異常でないほうが少数派。年をとれば、糖の燃…
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第6章-4)老人のうたた寝(年齢と睡眠)

 老人にとって、春は居眠りの季節。ぽかぽかとした陽気が、心地よい眠りを誘う。でも、若人にとっては、恋の季節であり、活動の季節。老人と若者で、何が違うのだろう。    どうやらそれは、老人の眠りの浅さに原因があるらしい。左の図は、若年成人と、老人の眠りのパターンの比較である。ベッドに入っている時間は、若者と同じでも、老人は、中途覚醒(…
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第6章-3)睡眠の役割(レム睡眠とノンレム睡眠)

 健康な成人の眠りは、左の図のような、睡眠ユニットで出来ている。そして、このユニットの継ぎ目に、覚醒し易い時間がある。即ち、就寝後、1時間半、3時間、4時間半、6時間、7時間半といった間隔で、眼を覚ましやすい。  野生動物にとって、襲撃から無防備になる睡眠は、危険な行動である。90―100分間隔で眼を覚まし、安全を確認してまた…
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第6章-2)不眠症と寝不足(ホメオ・スタティス)

 人間の睡眠には、夜昼のリズムで動く体内時計のほかに、もう一つ、ホメオ・スタティス(Homeo・statisis=恒常性)と呼ばれる、身体本来の調節法がある。人間、長い間起きていれば、脳に疲労物質が溜まって眠くなる。これは夜昼のリズムとは関係ない。左のグラフのように、睡眠の深さと長さは、その前に起きていた時間に比例する。脳のヤジロベーが…
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第6章-1)老人の早寝早起き(体内時計)

 僕は74歳で脳出血に倒れて以来、早寝早起きになった。それまでは夜更かしで、朝10時頃に起きてブランチで、一日2食の生活だったのが、リハビリ病院で早寝早起き、1日3食の習慣になり、3年たった現在も続いている。現在は9時頃に寝て、4時か5時には起きる。おかげで体調は良い。  人間の身体は、地球上の生物として、太陽の出ている昼に起きて…
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第5章-7)肺気胸と隠れ無呼吸症(CPAPの副作用?)

 医者と言うのは、やたら健康診断をやりたがる。医者にとっては、誤診で訴えられる心配もないし、上手くいけばお得意さんが増える。こんな美味しいビジネスはない。検査は看護婦や外部機関に任せておけば良いのだから、手間もかからない。僕は、糖尿病の治療と無呼吸症の治療の為に、別々の医院に通っているが、それぞれの医院が半年に一度づつ、健康診断を勧める…
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第5章-6)CPAP治療は長続きしない(原因は厚生省)

 睡眠時無呼吸症の治療法として、CPAP(Continuous Positive Airway Pressure=持続気道陽圧法)は非常に優れた方法である。眼鏡は悪い目の前にレンズを置くだけの素晴らしい治療法だが、CPAPも鼻にマスクをつけて、圧縮空気を送り込むだけで、無呼吸が少なくなくなる素晴らしい治療法である。僕の場合は、無呼吸の回…
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第5章-5)無呼吸症は万病の元?(昼間の眠気だけではない)

 老人に高血圧が多いことは良く知られているが、無呼吸症も「中高年男子」に「特に多いらしい」。秋田大学の清水徹夫氏が、老人クラブ(平均年齢72歳)のメンバーを対象にした研究報告によると、無呼吸が1時間に10回以上の人は、男子で56.5%、女子で25.0%だったという。これは、少数サンプルなので、なんともいえないが、「無呼吸症を自覚していな…
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