テーマ:絵画と展覧会

若冲(4)展覧会の思い出

 4月7日(日)迄、上野の東京都美術館で「奇想の絵画展」が開かれている。岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳に、白隠慧鶴、鈴木其一を加えた8人の代表作が一堂に会するという。歩ければ是非行きたいところだが、右半身麻痺のこの身体では難しい。脳出血で倒れる前に、足繁く美術館に通っておいて良かったなと思う。  この…
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若冲(3)枡目描き

 二条城への自転車散歩の帰り道、紫紅社ビルのショーウィンドウに、紫紅社で1994年に出版された豪華本『若冲』(5万8千円)が、在庫整理として並んでいた。この本はB3版362ページの内276ページがカラー図版で、動植采絵をはじめ、掛け軸、屏風絵、障壁画、天井画、版画と、若冲の作品をほぼ網羅している。その時は現金を持っていなかったので、翌日…
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若冲(2)動植糸采絵の修復

 この「糸采」(さい)という字、僕のワードでは出てこないので、2字で作ったが、この字は中国語辞典を引くと「アヤ絹」の意味。動植物を織りなした絵の意味だろうか。  1999年(平成11年)から6年間をかけて、文化財保護事業の一環として、若冲の代表作である「動植糸采絵」全30幅の修復が行われた。この絵は、若冲が京都・相国寺に寄進し、本…
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若冲(1)拓版画

写真は平成十年の国際文通週間の切手。若冲の拓版画である。浮世絵である江戸の版画と違って、若冲の拓版画は友禅染めや蒔絵に見られる技法を駆使している。江戸の版画は、まず版木に色を置いて、その上に紙を置き、上からバレンでこすって色を紙に写す方式だが、若冲の拓版画は、拓本を採る時のように、濡らした紙を版木に貼り付け、上から墨…
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U15)不思議な電線の絵

 ネットで小林清親の作品集を探したところ、2015年に静岡市美術館と練馬区立美術館で開催された清親展の公式図録が半額以下の値段で出ていたので、早速購入した。「将軍直属の御家人は最後の浮世絵師」と言うタイトルのついた彼の写真シールが表紙に貼ってある。B5判なので、ちょっと物足りないが、没後百年記念展覧会の展示作品のすべてを、カラーで収録し…
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U14)浮世絵と写真-2

 白黒写真に直接色を付け、カラー写真にすることも行われた。明治4年に政府で作成された旧江戸城の記録写真帳は、横山松三郎が撮影した73枚の写真に、洋画の先駆者の高橋由一が手彩色を施している。同じ頃ヨーロッパでは、リトグラフに手彩色が施されていた。  民間でも、手彩色写真は盛んになったらしい。横浜の工房を構えたイタリア人写真家・アドル…
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U13)浮世絵と写真―1

 先日、デイサ-ビスから、府中美術館に連れて行ってもらった折に、ミュージアムショップで面白そうな本を見つけた。「浮世絵から写真へ;視覚の文明開化」(青幻社)と言う本で、2015年秋に、江戸東京博物館で行われた展覧会のカタログの残りらしい。その日は、持ち合わせがなくて買えなかったが、帰ってパソコンで調べたら、アマゾンで古本が、定価の半…
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U-5)国芳と暁斎の達磨

 「知らしむべからず、よらしむべし」とは、江戸時代の政治の基本姿勢であった。政治をするものがしっかりしていれば、国民は何も知らなくても良い。孔子の教えの基本である。  達磨も、目が入るまでは、手も足も出ない。知らなければ何も出来ない。ところがその達磨に目が入ってしまった。そんな絵を描いたのが国芳である。  目の入った達磨は、…
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U-2) 地獄・極楽めぐり(河鍋暁斎)

 正月は、過去に出かけた展覧会の図録を引っ張り出して眺めていた。展覧会の図録は買ってくるのだが、たいていは本箱に直行、ツン読になっている。自由に外出できない身体になった今、充分に時間が出来た。こんな時間も悪くない。  2008年4―5月に、京都国立博物館で行われた河鍋暁斎展の図録はA4判で300ページを越す大冊、重くて、麻痺し…
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U-1)歌川国芳(1)

  思わぬところから、僕の浮世絵の趣味が戻ってきた。新しく通い始めたデイサービスで、次の外出先の候補として、府中美術館が挙がり、3月に歌川国芳展が開かれるという話が出た。僕の記憶の中では、国芳はどちらかと言えば、マイナーな存在。でも家に帰って本棚を探してみると、芸術新潮1992年5月号の歌川国芳特集が出てきた。改めて読み返してみると、な…
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若冲の屏風と、食堂の滑り止め

 この写真、我家の食堂のマットの下に敷いてある滑り止め。何かの拍子に、マットタがめくれ上がって、気がついた。  この生地、象や鳥を画いた、若冲の鳥獣花木図屏風に似ている。  この滑り止めの上に絵を描いたら、若冲の絵のように立体感のある絵になるかな。   http://kazesaburou.at.webry.inf…
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若冲展の思い出

 東京都美術館で、若冲生誕300年記念の展覧会が開催されている由。健康な時なら早速出かけた所だが、デイケア通いの身では、電車に乗るのもままならない。過去に何度か行った若冲の展覧会を、カタログを開きながら、思い出すことにした。  一番印象に残っているのは、2000年11月に、京都国立博物館で、文化財保護法50周年事業の一環として行わ…
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天空の城ラピュタ

 ジプリの立体構造物展で買ったカタログ、家に帰ってじっくり眺めてみるとまた楽しい。先にこのカタログを読んでから、展覧会を見たらもっと楽しかったかもしれない。このカタログは、入口の売店で、売っている。  左の絵は、カタログから転写。トンボを真似た飛行機にのって、「天空の城ラピュタ」に向かう子供たちである。きっと この星の引力は小さ…
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ジプリの立体構造物展

 昨日は長女の付添いで、東京江戸建物園で開催されている「ジプリの立体建造物展」に出かけた。この展覧会 は、ジプリの宮崎アニメを作った、絵コンテや建物の立体模型を展示したもので、参観者は青年男女が多く、大人向けの夢のある展覧会である。「思い出のマーニーを入口に、建造物の視点から、ジプリの歴史をたどりたいと思いました」、と言うチーフデザイナ…
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C11)王昭君の掛け軸

中国の広州空港が、旧空港から新しい白雲空港に変わったのが、2004年の8月5日。僕が、四川省の旅を終えて、広州空港から帰りの飛行機に乗ったのが、7月の12日。空港内のどの店も、ほとんどが閉店半額セールをやっていた。それに釣られて、店を冷やかしていたら、日本円でどれでも1万円と言う掛け軸が、たくさんぶら下がっているのを見つけた。5-6…
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