車椅子と外食

 2018年の4月18日の腰痛発症以来、外出には車椅子が手放せなくなった。2011年6月脳出血で倒れて、寝たきりになったが、2012年2月には壁や手摺を頼りに、やっと歩ける状態でリハビリ病院を退院。以来、右半身不随だが、車椅子を使わずに、杖だけで頑張ってきた。でも、腰痛が始まって、仕方なく車椅子を使うようになった。

 車椅子になってみると、自分の足で動けることのありがたさが良くわかる。車椅子では階段を登れない。今までは手摺さえあれば、何とか昇れた階段も、車椅子では登れない。有るか無いかの緩い傾斜でも、車椅子を一人で動かすことは出来ない。これは、日常生活にとって、以外に大きな制約であることを悟らされた。

 昨日、糖尿病の定期検診のため、次女に病院に連れて行って貰った。その後、どこかで昼飯を食べようと言うことになったのだが、「駐車場があって、車椅子では入れるレストラン」と言うのは、なかなか見つからない。次女がスマホで見つけてくれた、花小金井の柚子庵で、松花堂弁当にありついた。この店にしても、1階は駐車場で、2階のレストランへは業務用のエレベーターを、特別の許可を貰って使わせてもらう始末。車椅子を食堂まで持ち込むので、狭い場所や、混んでいる店には入れない。病院や薬局はさすがに車椅子でも入れるようになっているが、レストランは、車椅子の客までは考えていない。

 先月は、パートナーと次女の3人で、ニトリへクッションを買いに行った帰り、小平の万世で昼食をとった。ここの入口は3段ほど階段を上がらなければならない。金属板が車椅子用に、脇に置いてあるのだが、あいにくの雨で濡れていて、滑りそう。傾斜が急すぎて女性では手に負えそうもない。頑張って歩くことにしたのだが、手摺のない階段は、これまた一苦労。健全な左手でしっかり杖をつき、右側を次女に支えてもらい、パートナーに傘を挿してもらった。ニトリのような最近出来た大型店は、多目的(障害者用を含む)トイレや、エレベーターを完備しているが、万世のような古いビルは、まだ問題がある。

 今まで、車椅子で快適に食事が出来たのは、昭島にある昭和園ホテル内にある車屋。ここは都心のホテル並みの設備が整っている。

 これからまだ10年は、僕のような「車椅子だが外食をしたい老人」が増え続けるだろう。
車椅子老人は、一人でレストランに行くことはない。マーケットは、決して小さくない。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック