3-6) フンザ峡谷

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 フンザ峡谷に入ると、カラコルム・ハイウエイは、再び険しい山岳地帯に入る。インダス川の上流であるフンザ川が、深く抉られた峡谷の遥か下の方を流れている。昨日、4人の兵士が亡くなったという崖崩れの場所で休憩。何事も無かったかの様に、山羊の群が絶壁にしがみつくように生えた僅かな草を、のんびりと食べていた。(写真左)

 対岸の赤茶けた山肌には、二つの線が刻まれていた。所々で線が消えているのが、昔のシルクロード、そして今一つの細い線は、現在のジープの道だという。道は、使われなくなると、崖崩れが積み重なって、いつのまにか無くなってしまう。この辺りでは、崖崩れの起きない日の方が珍しい。事実、我々が二日後に通った時には、行きには無かった新しい崖崩れができていた。

 我々が困っていたら、軍隊のショベルカーがやってきて、大きな落石だけを取り除いて、我々の通行を確認すると、手を振って去っていった。この辺りでは、軍隊が絶えず巡回していて、道路を確保しているらしい。しかし補修は最低限にして、巡回を続けないと、次の崖崩れで、立ち往生している車があるかもしれない。また、道路脇でアメジストの原石が拾えるという場所は、いつも新しい原石が崖から落ち来て、補充されているのだという。ルビーや水晶も多いらしい。次のトイレ休憩の、ラカプシ(7788米)の眺望点では、子供達がそんな原石を3-4個まとめて1ドルで売っていた。一人の子供から買うと、次から次へと、そんな原石を持った子供達が集まってくる。このあたりでは、いくらでも拾えるらしい。


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