C8)50年前のコスプレ・パーティ

テレビを見ていたら、ヴェニスの仮面パーティのドキュメンタリーをやっていた。ヴェニスには、2009年9月に、パートナーと一緒に、イタリア一周旅行をした折に、2日ほど立ち寄っただけなので、残念ながら、仮面パーティの雰囲気は味わえなかったが、町のそこここに仮面を売る店があり、面白いなと思った。

最近日本へ観光に来る人の中には、アニメやコスプレ・パーティが目的の人も出てきたという。ヴェニスの仮面パーティを目的に出かける日本人と同じである。世界中何処でも、変身願望と言うものは、いつの時代でも変わらぬものらしい。
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写真は若かりし日の、僕のコスプレ記録。昭和33年当時の大学新聞は、こんな風に報じている。『さる12月6、7両日は、恒例の寮祭が行われた。6日は本年はじめての試みとして、夜7時半から10時まで、向学寮ホール於いて、仮装舞踏会が開かれ、口ひげに変装を固めた寮監のA教授、中学生に扮した同夫人を始め、スカート姿や、伝助姿、ハテは愚連隊姿の寮生も現れ、訪れたお嬢さん方と一緒に、楽しいひと時を社交ダンスに興じた。』

パーティが終ったあとは、仮装のまま街に飛び出して飲み明かした。一緒に来てくれた女の子達もいた。昔も今も、若人達のドンチャン騒ぎは変わらない。親が心配するような、悪いことは何も起きなかった。

この写真の、僕と一緒に写っているスカートをはいた男性は、僕の親友で、一緒にガール・ハントに出かけた仲間。彼は剣道で、僕は空手。彼のはいているスカートは、その頃、交際していた彼女のもの。彼はその彼女と結婚したが、奥さんの妊娠中に、彼は鶴見の列車事故でなくなってしまった。そして、向学寮も今は跡形もなく消えて、学校の歴史からすら、忘れ去られようとしている。

もうじきお盆。僕がそちらへ行く日も遠くない。そちらに行ったら、閻魔大王でも囲んで、また君と一緒に飲み明かそう。昨夜は、タンゴを踊っている夢を見た。

ヴェニスの仮面パーティのドキュメンタリーが、若き日の思い出を引き出してくれた。なつかしい。



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