C4)大理国の歌姫と唄う

画像

写真は、雲南省大理のホテルでのディナー・パーティ。僕は、招かれるままに、舞台に上がって、サクラサクラを唄った。一緒に唄ってくれたのは、ディナー・ショーのメインの歌姫。伴奏はニシキヘビの皮で出来ているチェロのような楽器や二胡などの民族楽器。一杯入っているので、ご機嫌である。

2001年秋、15日間で雲南省を周遊した。昆明の石林から、建水、シーサン・パンナ(西双版納)、麗江、大理と回って、昆明に戻るコース。この時の現地ガイドは、少数民族の宝庫といわれる地帯にふさわしく、それぞれの土地の民族服を着て案内してくれた。五条金花という映画の影響で、民族服が流行なのだとか。大理のホテルに着いたら、いろいろな民族衣装を10ドルで売っていた。面白いので、僕もペー(白)族の若者の民族衣装で、大理の街を観光する事にした。翌日は、早速、胡蝶泉の前で、五条金花にちなんで、5人のペー族の民族衣装の少女達と記念撮影。少女達に囲まれて、若返った気分になる。その晩のホテルでのディナー・パーティは、ペー族の民族衣装に、花婿用の帽子まで被って、学生時代の仮装行列の打ち上げ気分で出席。旅の楽しい思い出である。

雲南は豊かな所だか、山や谷が複雑に入り組んだ地形。うっかり、攻め入れば手痛い目にあう。その昔、あの諸葛孔明さえも、雲南の攻略には、手を焼いた、その難しさを知っていたモンゴル蒙古軍は、おとなしく降伏した大理国を、平和裡に吸収する道を選んだ。唐宋の時代、チベット系のペー族が建てた、南詔国や大理国があったが、漢族の王朝の唐や宋と、チベット族の王朝吐蕃王国の狭間で、強いほうに味方する巧みな外交政策のおかげで、軍事的に侵略されることも無く平和が続いた。そんな歴史もあってか、雲南の人々はなんとなくおっとりしている。

大理は、そんな大理国の都の置かれた土地。スケールは小さいが、なんとなく奈良を思い浮かべた。街角の店先で、藍染絞り作る為に、布を糸で縛って、玉に絞ってゆく老婦人の姿は、何処か懐かしいい日本の昔の絵のようであった。



この記事へのコメント

この記事へのトラックバック