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zoom RSS 養殖魚と人造牛肉

<<   作成日時 : 2017/07/16 10:03   >>

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画像 2050年の技術―英エコノミストは予測する(文芸春秋2017.4.15刊)に興味深いデーターを見つけた。国際連合食糧農業機関(Food and Agriculture Organization、FAO)の調査報告で、世界の牛肉の生産量を、養殖魚の生産量が上回ったのだという(図)。この図を基にして、英国エコノミスト紙は次のように予測する。

  1)牛や豚肉に代わって、養殖魚が世界の人々の主要蛋白源になる可能性がある。
  2)牛肉や乳製品も、生身の動物を使わず、細胞培養によって作られる可能性がある。
  3)従来の牧畜業や漁業に代わって、人造肉や養殖魚は牧場や海ではなく、都市工場で生産されるようになるだろう。
  4)動物愛護運動が勝って、生身の牛肉や豚肉は、ヒンズー教徒やイスラム教徒のように食べなくなるだろう。

 この予測、2050年に実現するかどうかわからないが、技術発展の方向としては、間違っていないと思う。本川達雄氏の「ゾウの時間ネズミの時間」中公新書1992によれば、摂取したエネルギーの何パーセントが成長にあてられるかを調べてみると、哺乳類のような恒温動物では2%、魚のような変温動物では21%だという。単純に言い換えると、餌から肉への変換効率は、牛に比べて、鮭は10倍以上。それに加えて、成長速度も鮭のほうが断然早い。エネルギー効率から考えたら、養殖魚が牛や豚を追い越すのは納得がいく。

 最近は中国漁船による、鰯や秋刀魚、ホッケなどの乱獲が話題になっているが、いずれこれらの魚も枯渇して、鮭のように養殖が主流になるのだろう。鮪や鯛、鰻や鰤、海老や牡蠣などの完全養殖技術は、日本が世界一。僕は中国漁船の乱獲は、そんなに心配していない。それよりも、海水を汚染しない都市型の養殖技術の開発が望まれる。

 牛肉や乳製品の細胞培養の前に、精進料理が生きてくる可能性がある。豆腐のハンバーグやチーズは、僕も時々食べるがなかなか美味しい。イスラムの人たちやベジタリアンにも受け入れられるだろう。

 SFでは、文明のレベルは、何処まで他の動物を受け入れるかだという。人間同士で、戦争をして殺しあったり、弱者を食べたり、奴隷にして売買するのは、最も未開発な段階。もう少し文明が進むと、人間だけではなく、哺乳類を殺したり、家畜にしたりすることが、悪い事になる。鯨や海豚、牛や豚を殺すことに罪の意識が出るのは、いつ頃だろうか。4)は意外に遅いかもしれない。

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