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zoom RSS 書評:高血圧はほっとくのが一番

<<   作成日時 : 2017/06/04 13:24   >>

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 本屋で、我が意を得た本を見つけた。講談社のプラスアルファ新書で、松本光正氏の「高血圧はほっとくのが一番」(2014.4)である。高血圧については、このブログの「風紋・老いを生きる」で何度か書いてきたが、所詮少数意見、医者ではない僕の意見や疑問は、患者の戯言程度にしか受け取られない。でも、この本の著者は、現場の臨床医として経験豊かなドクター。その彼が、僕と同じ疑問を持ち、「高血圧はほっとくのが一番」という結論に至ったことは心強い。

 第1章「高血圧症と言う名の詐欺商法」は、治療基準に関する疑問であり、その基準設定の裏事情である。僕はこのブログで、『高血圧は本当に病気?』(2015.10.14)、『業界の圧力で潰された人間ドックの新基準』(2015.10.15)を書いたが、それは論理的におかしいと純粋に指摘しただけ。でもこの本は、そんな不条理な基準がまかり通っている医薬品業界と政府の腐れ縁にもメスを入れている。

 第2章「脳梗塞は医者が作っている」は、「降圧剤で血圧を下げることの危険性」の警告である。このブログの「脳出血と脳梗塞」(2015.9.16)でも書いたように、血圧コントロールは「高血圧で血管がきれる脳出血」対策。同じ脳卒中でも、低血圧で血の流れが悪くなって、血管が詰まる脳梗塞の対策にはならない。むしろ、血管が詰りかければ、体はそれに打ち勝つために、血圧をあげる。この時に、降圧剤で血圧を下げれば、ますます血管は詰るという逆効果になる。昔は、栄養が悪く血管も切れ易かったので、脳卒中は圧倒的に脳出血が多かった。しかし、1970年代にはこの比率が逆転、現在では脳梗塞が圧倒的に多い。でも、血圧が高ければ、医者は見境もなく降圧剤を勧める。

 第3章「血圧測定なんか要らない」は低血圧に対する警告である。低血圧は、脳への血の巡りが悪くなり、ボケや認知症の原因になる。僕も脳出血の後、血圧を100以下に抑えられたときに、頭がぼんやりしていた。最近認知症が増えているのは、降圧剤が普及したためではないかと思った。低血圧は「立ちくらみによる転倒」の危険性を生む。

 第4章『マイナス思考は万病の元』、第5章『ストレスほど怖いものはない』は、医学と言うよりは、心の持ち方の問題である。笑いが万能薬であり、自然回復力をもっと信じなさいというのは、僕も同感。でも「真実を伝える医療には懐疑的」とか、「素人は勉強なんかしないで、医者にすべてを任せれば良い」という彼の考え方には大反対。そんな独善的な医者には、かかわりたくない。

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